健康的に暮らせる家とは
皆さま、こんにちは。
新生活も落ち着きひと段落する反面、日頃の疲れも出てくる頃と思います。
朝晩と日中の気温差があるこの時期は、体調管理が難しくなってきますよね。
先日、我が家では子供が風邪を引き、家族全員が体調不良になるという大変な事態になりました。
皆さまは、日頃の体調管理はどのようにしていますか?
睡眠、食事、適度な運動など様々な方法が思いつきますが、実はご自身のお住まいから健康に気を付けることは出来ます。
今回は、健康的に暮らせる家とはどのような工夫が施されているのか、調べてみました。
健康を守る空気循環
現在の建築基準法では、すべての建築物で「24時間換気システム」の設置が義務付けられています。24時間換気システムとはその名の通り、機械を用いて吸気と排気を行い、室内の空気をキレイに保つシステムです。適切な換気により、二酸化炭素やハウスダストを取り除き、室内の空気を清潔に保てます。また、空気の入れ替えによりカビや結露の防止に繋がります。
ウィルス感染拡大防止対策のエレベーター
コロナウィルスの影響もあり、「不特定多数の人との接近、接触回数を減らした衛生・清潔使用」のエレベーターを導入したマンションが増えています。ひとり一人が感染防止を意識した行動をし、かつ、設備の感染防止対策が徹底されることにより安心感が増します。
特にタワーマンションなどの高層マンションのエレベーターには、手指を触れずに登録できる非接触ボタンやかご内を強制換気する機能、操作部分には抗菌や抗ウィルスコーティング加工をするなど、幅広く対策されています。
断熱性の重要性
近年、壁に断熱材を使用したり、複層ガラスの断熱性や遮熱性能を高めるために特殊な加工をしたガラスを使用した「高気密高断熱住宅」が増加傾向にあります。
断熱性が高い住宅は、夏は涼しく、冬は暖かく一年を通して快適な室温での暮らしを実現させました。寒暖差が少ない環境は体への負担が少なく、免疫力を維持するためにも重要です。
また、室内との温度差が小さくなるため結露も発生しにくく、カビやダニの防止にも効果的なため、風邪を引きにくいともいわれています。高断熱住宅に引っ越した人のアンケートでも、気管支喘息や咳、のどの痛みなどの症状が改善したという結果が出ています。
近畿大学 岩前 篤教授 コラム 第2回 高断熱が健康を守る | 断熱住宅.com
床暖房やヒートポンプ
床暖房はエアコンの暖気のように上昇して足元が寒いということがなく、空気の乾燥も抑えられるため身体に優しく、快適さと健康を同時に実現します。空気の乾燥を防ぐために加湿器を使用したり、空気清浄機を活用しホコリやアレルギー物質を除去するのも有効です。
また、ヒートポンプ技術を利用した暖房機器は、大気中の熱などを暖房の熱エネルギーとして利用し暖めるため、エネルギー効率が高く、CO2排出量も大幅に削減できる環境にもやさしいものになります。
健康的な室内環境とは
・室内の温度を一定に保ち、気温差による体への負担を減らします
・適度な換気を行い二酸化炭素やハウスダストを排出し、空気を清潔に保ちます
このように、近年の住宅にはさまざまな工夫が施されています。
長い時間を過ごすお住まいの環境を整えることも、体調管理の一環としてとても大切です。断熱材や複層窓ガラス、24時間換気システムなどを見直すことで家族全員が快適に暮らせる住まいを実現できます。
皆さまも、物件の見学に行く際は、どのような工夫が施されているのか、どのような環境で暮らせるのか、ぜひ担当者にご相談してみてください。
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