【八重洲再開発事業について】

みなさま、こんにちは！
今年のゴールデンウィークは、どのようにお過ごしになりましたか？最大10連休の長期休暇の方もいらっしゃったのではないでしょうか？
引続き感染対策は必要ですが、久しぶりに制限のない休暇で、お出掛けになった方も多くいらっしゃると思います。マンション販売センターにも、多くのお客様にご来場いただきました。

さて、本日は現在注目を集めている「八重洲再開発事業」について、ご紹介いたします。

お客様にお話をお伺いすると、皆さまが同じように口にする事があります。それは、「家を持つ＝自分の資産になる」ということです。
例えば、新築マンションを購入し何年後かに売却することになってしまった場合、購入金額よりも売却金額が上がっていたら・・・嬉しいですよね。
では、価格が高騰する可能性とはどのようなことなのでしょうか。その１つとして挙げられるのが、【再開発】です。

【再開発】は、敷地の細分化・建物の老朽化や密集化が顕著なエリアに対し、敷地の統合、大規模複合施設の建設などを行う計画です。都市開発法に基づき、地方公共団体が計画・施工し、多くの民間企業や団体と協力し長期間に渡り進められます。
公園などの公共施設の充実も図られ、合理的な都市空間が形成されます。また、再開発が行われたエリアは街が整備され住みやすくなり、景観も向上し魅力が増します。
このような再開発エリアでは、下記のようなことが考えられます。

●不動産価格の上昇
さまざまな施設が充実し街全体が活性化すれば、不動産価格は上昇し、賃貸物件の家賃の上昇が期待できます。

●人口の増加
商業施設やオフィスが増えると、エリアに人が集まります。エリアとしての魅力が増えれば、当然居住者も増えるでしょう。

●賃貸需要のアップ
施設の充実で集客力のある地域になり、景観の良い街になれば、街のブランド化が進みます。居住希望者も増え、賃貸の需要もアップするはずです。

今回ご紹介する「八重洲再開発事業」は、その名の通りＪＲ東京駅八重洲口前の再開発事業ですが、なんと、東地区・北地区・中地区で連鎖的に３つの高層ビルが誕生する予定です。
いままでは東京駅周辺の高層ビルと言えば大手町・丸の内でしたが、皇居が近い事もあり高さ200メートル程度までしか建設できませんでした。ですが、八重洲地区は皇居から離れていることもあり、高さ240メートル前後の超高層ビルの建設が可能となっています。

その中で、最初に完成するのが北地区の「東京ミッドタウン八重洲」です。東京ミッドタウン八重洲は、オフィス、店舗、ホテル、区立小学校、バスターミナルなどで構成する大規模複合施設です。ビルの主要用途は事務所ですが、低層階には店舗、高層階には日本初進出となる「ブルガリ　ホテル　東京」が入ります。2022年８月に竣工し、９月１７日に地下１階の１３店舗と地下２階の「バスターミナル東京八重洲」が先行オープンする予定です。グランドオープンは2023年３月のようです。
三井不動産が「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」として進めていた再開発により、港区赤坂の「東京ミッドタウン」、「東京ミッドタウン日比谷」に続く３番目の東京ミッドタウンが誕生し、この八重洲再開発事業の皮切りとなる大規模再開発プロジェクトになっています。

続いて、2025年度に東地区の高層ビル、2028年度には中地区の高層ビルが竣工予定となっています。東地区はオフィス、店舗、バスターミナル、カンファレンス、医療施設、中地区にはオフィス、店舗、劇場、居住・滞在施設（サービスアパートメント）、インターナショナルスクール、バスターミナルが予定されています。
すべてのバスターミナルが完成すれば、八重洲口地下に20バースの巨大バスターミナルが完成するそうです。東京駅周辺の歩道上に分散している高速バスの停留所を集約し、国際空港や地方都市を結ぶ高速バスが発着する大規模バスターミナルになるそうです。

実はこの事業に伴い、東京駅・大手町駅に繋がる沿線の人気が上がってきているようです。
周辺や沿線上に再開発計画がある場合は、将来の就業人口が増え、住宅需要も増加する可能性があります。また、商業施設の開業などにより来訪者が増えると、周辺の地価も上昇するケースがあります。

居住用に住宅を購入する場合は、自分の好きな場所に購入するのが一番かもしれませんが、市場からみて住宅需要があるか、人気のエリアか、周辺の将来性はあるかなど、資産価値も視野に入れてご購入を検討されてみてはいかがでしょうか？

いずれにせよ、新しい街ができるのはワクワクしますね。